トモノカイの学校向けサービス

本物の
“まなび体験”が
未来を創る

学校改革の新たな形

改革を目指す学校様と
一歩先の未来を創る
最良のパートナーでありたい。

生徒の学力格差拡大、働き方改革、入試多様化、ギガスクール、探究必修化……。
学校を取り巻く環境は大きく変化を求められ、先生方は多岐にわたる対応を迫られています。
そんな状況を打開するために、応急的なものではなく根本的な改革を目指されたい学校様も多いでしょう。

根本的な変革は一朝一夕には実現できません。
私たちは教育支援業界において学校改革の領域にいち早く取り組み多くの実績を積んでまいりました。
その経験により「自ら学び、自信を深め、チャレンジを楽しむ」生徒が続々と生まれてくる“まなびの文化”を御校とともに共創します。

御校の課題に合わせた最適なプログラムを通して、全国25万人超から厳選された現役難関大生が、御校生徒様の自学力を育み、高い目標へのチャレンジを可能にします。

PHILOSOPHY 私たちの理念

生徒に主体的な学びと楽しさを提供し、学校と共に未来を築きます

学校様の課題にあわせた最適なプログラムを通して、31万人超の中から厳選された現役難関大生が、生徒様の自学力を育み、高い目標へのチャレンジを可能にします。

SERVICE サービス

生徒に主体的な学びと楽しさを提供し、学校と共に未来を築きます。

放課後の学校において生徒様の学習を
サポートします。

放課後学習支援 学習メンター®プログラム

125ヵ国4500名の留学生との
国内グローバル体験を提供しています。

グローバル教育 協働学習型異文化体験プログラム
Power in Me

豊富な実践経験と専門的見地から
貴校ならではの探究をサポートします。

探究学習 個別探究実現モデル/
探究改革伴走モデル

生徒が夢中になれる
良質なプログラムを提供しています。

STEAM教育 PICK UP STEAM

さまざまな教育環境の変化に対応して
多様な学びの形を提供します。

その他の取り組み

CASE STUDY 導入事例

「授業」と「家庭学習」をつなぐ『放課後学習支援』というハブ ― 湘南白百合学園中高の生徒が自ら選択し活用できる学習機会とは ―

少子化や大学入試改革、そして予測困難な社会の到来。私立学校は今、自校の存在意義を問い直し、建学の精神や伝統を大切にしながらも未来を見据えた教育改革を迫られています。今回は、建学の精神「愛ある人として」を教育の指針の元、「論理的思考力」と「創造力」を育てたい力とし、先進的な教育改革に取り組む湘南白百合学園中学・高等学校の岩瀬校長先生にお話を伺いました。同校は「グローバル教育」や「探究学習」といった特色ある正課プログラムを充実させる一方で、教員の多忙化や生徒一人ひとりの学力伸長といった課題に直面していました。その解決策の一つとして選んだのが、外部パートナーとの連携による「放課後学習環境の再設計」です。なぜ、同校は新たな取り組みを必要としたのか。その背景にある教育理念や課題意識、そして導入後の生徒や学校の変化とは。教育改革のヒントがここにあります。 なぜ放課後に目を向けたのか 特色ある教育を支えるためのもう一つの柱が必要だった理由 ―― まず、貴校が大切にされている教育理念や、改革に取り組む前に抱えていた課題についてお聞かせください。湘南白百合学園中学・高等学校の建学の精神は「愛ある人として」で、これは私たちのすべての教育活動につながる根幹です。これを現代の言葉で表すならば、「論理的思考力」と「創造力」を育むことだと考えています。 「論理的思考力」は、グローバル化が進み、多様な文化を持つ人々と協働していく上で不可欠な力です。また、AIが社会に浸透していく時代においても、物事の本質を捉え、筋道を立てて考える力は絶対に必要になります。もう一つの「創造力」は、イマジネーションではなく、新しい価値を「創造する」力のことです。将来何が起こるか分からない時代、特に日本の経済的な立ち位置が変化していく中で、今ある環境から新しい価値を生み出す柔軟な発想が求められます。この二つの力に、困難を乗り越える「レジリエンス(しなやかさ)」が加わることで、どんな時代でも生き抜いていける「問題解決能力」が育つと信じています。この考えは、年度当初に教員たちに共有し、日々の授業設計の指針にもなっています。こういった教育理念実現のために力を入れている「探究学習」や「グローバル教育」は、本校の教育の大きな柱です。探究学習では、中学1年生から高校2年生まで段階的に学びを深めます。中学生のうちに仮説検証や発表の基礎を学び、大学と連携しながら本格的な研究も経験します。グローバル教育では、各学年でアウトプットを重視したプログラムを用意しており、例えば中学生は英語劇やスピーチコンテスト、イングリッシュキャンプ、高校1年生ではマルタ共和国や アメリカサンディエゴ、次年度からは台湾やスリランカなどへの海外研修に挑戦します。大切なのは、英語が得意かどうかに関わらず、とにかく自分の考えを表現する経験を積ませることです。しかし、まさにそこが今回の取り組みの出発点です。特色あるプログラムを数多く実施するということは、それだけ教員が準備に時間を要し、多忙になるという側面があります。また、正課の活動だけでは、生徒一人ひとりの学力、特に基礎学力を十分に伸ばしきれないのではないか、という課題意識もありました。私たちは、生徒がより多くの選択肢を持てるよう学力を向上させる必要性を感じつつ、それを「やらされ感」のある補習ではなく、生徒が「自ら選択する」学習機会として提供したかったのです。 目指したのは「補習室」ではない 生徒が“自ら選ぶ”選択肢として設計された新たな学びの場 ―― そうした課題意識から「放課後学習支援プログラム」の導入に至ったのですね。生徒たちが「自ら選択する」学習機会として、どのような目的や設計思想で始められたのでしょうか。 正直に言うと、導入当初は私自身、費用対効果や、失礼ながら大学生の学習メンターをどこまで信頼してよいのか、という懸念もありました。しかし、私たちが目指したのは、成績が振るわない生徒を送り込むような場所ではありません。そうではなく、生徒たちが自分の学習スタイルの一つとして、主体的に活用できる選択肢にしたかったのです。そのために重要なのが、教員とは異なる立場の学習メンターの存在です。生徒たちにとって、先生に質問に行くのは少しハードルが高いこともあります。しかし、少し年上のお姉さんのようなメンターには、素直に「ここが分からない」と聞けることもあるようです。単なる自習室ではなく、いつでも気軽に相談でき、ロールモデルとなる大学生と触れ合える環境そのものに価値があると考えています。 放課後の風景が一変 学習習慣の定着を支える教員と外部パートナーの密な連携 ―― 実際にプログラムを導入されて、生徒たちや学校の雰囲気にはどのような変化が見られましたか。 放課後の風景は大きく変わりましたね。学習メンターを信頼して自習室に通う生徒たちの学習習慣が定着してきました。特に、中学のうちから利用している生徒は、高校生になって志望理由書や小論文に取り組む際も、まったく抵抗なく学習メンターに相談に行っています。6年間という時間軸の中で、学びのサポート体制が自然な形で根付いてきたと感じます。こうした変化の背景には、本校の教員とトモノカイのPD(プログラムディレクター)との密な連携があります。学年の担当教員と定期的に打ち合わせを行い、「授業で扱ったこの単元を放課後にもう一度フォローしてほしい」といった授業連携や、多様なテーマに触れる探究講座などを一緒に作り上げてきました。また、客観的なデータ分析と、それに基づくご提案には非常に助けられています。正直なところ、現場の教員は日々の業務に追われ、手元にある成績データを十分に分析しきれないことがあります。そのときは、トモノカイに客観的に分析していただき、「この学力層の生徒たちが、この時期に数学を苦手になっている傾向があります」といった具体的な指摘をいただくことで、私たちも課題を明確に認識することができます。そのデータがあったからこそ、「学年の中間層を底上げしよう」という具体的な目標を全教員で共有することができたのです。 合格実績のその先へ 生徒一人ひとりの夢を実現し社会に貢献する力を育むために ―― 最後に、今後の学校全体の展望と、放課後学習支援プログラムに期待することをお聞かせください。学校として目指すのは、特定の大学への合格実績ばかりを追求することではありません。生徒一人ひとりが「看護師になりたい」「獣医師になりたい」といった夢を見つけ、その実現に向けて努力することを最大限尊重し、その道に進むために必要な学力をしっかりと身に付けさせたいと考えています。そして自分だけでなく、社会にどう貢献できるかを考えられる人に育ってほしいと願っています。その上で、放課後学習支援プログラムには、正課の授業と、その先の家庭学習とをシームレスにつなぐハブ(拠点)としての役割を期待しています。授業で分からなかったことを解消し、家庭での学習習慣を確立する。そのサイクルをサポートしていただきたいのです。これからもデータに基づいた客観的な視点で私たちの課題を指摘していただきながら、教員たちが「困ったら自習室を活用してみよう」と自然に思えるような、信頼できるパートナーであり続けてほしいですね。 大切にしてきた建学の精神をどうすれば今の生徒たちに届けられるか。湘南白百合学園の取り組みは、その問いに対する一つの実践例と言えるでしょう。特色ある教育という挑戦と、それに伴う「教員の多忙化」や「個別サポート」という現実的な課題。その両方から目をそらさず、外部との連携によって乗り越えようとしたのです。その結果生まれたのが、「やらされ感」なく生徒が自らの意思で集う放課後の学習環境でした。トモノカイは今後も学校様のパートナーとして、『学校課題の解決』と『生徒様の学びの主体性向上』を目指してまいります。 (取材日:2025年7月28日)

#放課後学習 #中高共通 #女子校

生徒が“自ら選ぶ”選択肢として 設計された新たな学びの場の創り方 ー データと対話で紡ぐ湘南白百合の教育改革 ー

湘南白百合学園中学・高等学校は、「愛ある人として」を教育の指針とし、他者や社会に貢献する生徒を育む教育と、協働を促す先進的な環境づくりを実践してきました。しかしその裏では、教員の感覚に依存した指導からの脱却や、客観的なデータに基づく指導体制の構築、生徒が主体的に学ぶ場の創出といった課題を抱えていました。 入試改革を皮切りに進められた教員間の「データに基づいた対話の文化」の醸成から、外部パートナーとの連携を通じた多様な学びの場の提供まで、改革の軌跡と今後の展望について岩瀬校長先生にお話を伺いました。 改革の原点「愛ある人として」の理念と先進的な環境づくり ―― まず、貴校の教育理念と特徴について教えてください。本校はカトリックの修道会を設立母体とする伝統ある学校で、教育の根底には「愛ある人として」という確固たる指針が存在しています。 これは単に何かを成し遂げるという行動(doing)にとどまらず、世の中にいかに存在すべきかという在り方(being)を問うものです。社会に愛ある人として存在し、他者のため、そして社会貢献のために生きていくことに深い喜びを見出す。 そのような人材を育むことが、本校の変わらぬ使命となっています。 伝統を重んじる一方、本校では先進的な取り組みも積極的に行っています。施設面では、ICT機器と書籍を集約した知の拠点「メディアネットラボ(図書室)」を構築したほか、生徒自身が設計デザインに関わったカフェテリア「リリースペース」を設置しました。さらに、最新の施設では「クリエイティブスペース」を作りました。従来のコンピューター室に可動式の机や椅子を取り入れ、ガラス張りのスライド扉を開放できるようにした、広く自由な空間です。その前には、生徒たちが輪になってプレゼンテーションができるエリアも設けました。 築45年以上の校舎ですが、こうした施設のリニューアルを通じて、生徒たちの想像力をかき立て、協働を促す「学校らしさ」を打ち出しています。 入試改革を契機とした本物の学びへの挑戦 ―― 学校改革に踏み出し、学習メンター®プログラムを導入するに至るまでの経緯を教えてください。学校改革への一歩を踏み出したのは、私が数学科の主任だった時代まで遡ります。当時は数学を暗記科目として扱い、知識を詰め込む授業が散見され、生徒が本来感じるべき「分かった」という喜びや、学ぶ楽しさを大切にできていない状態に課題意識を感じていました。また、指導方法が私たち教員の長年の経験や個人の感覚に依存する部分が大きく、個人の経験値や学びを教科全体へ波及・共有し、学校として蓄積できるような仕組みが足りないと感じていました。進路指導の面においても同様でした。そのため、後進の育成が進まないという構造的な課題を抱えていました。生徒の努力に対しても「頑張っている」という曖昧な評価にとどまり、客観的な指標で生徒の現在地を正確に把握する仕組みが不足していました。そうした中、中学受験の状況が下降傾向にあったこともあり、大きな入試改革を断行することになりました。それが、2019年度からの「算数1教科入試」の導入です。単に導入するだけでなく、「数学的センスがあったり、考えることを楽しめる生徒に入学してほしい。そのためには、本物の数学教育、つまり魅力的な授業を提供しなければならない」というストーリーを描き、授業改革に焦点を当てました。そこで私は、東京学芸大学の教授にご指導を仰ぎ、教員自身が学ぶ場として年5〜6回の頻度で「研究授業」と徹底的な振り返りを行う「協議会」をスタートさせました。当初、この取り組みに協力してくれた先生は1〜2名ほどでしたが、若手教員を中心に徐々に賛同者が増え、教科全体に浸透するまでに約3年かかりました。「授業が変われば生徒も変わる。教員同士の対話が変われば教科自体が変わる」という実感は、私の大きな成功体験となりました。この経験を活かし、校長に就任してからは、数学科だけでなく全教科を巻き込んだ授業研究へと発展させました。              感覚から指標への意識変革から放課後学習という新たな価値の提供 数学科の主任を経て、その後学習支援部長に就任してからは、「データに基づいた対話の文化醸成」を進めていきました。 まずは年度の初めに「教科のプロとしての自覚を持つ」ことを教員たちに掲げました。教員が「教科のプロとしての自覚」を持つこと、そしてその自覚を持って日々の授業や自分自身を磨くという姿勢です。 それから、3つの柱を軸に改革を進めました。まずは、客観的な指標である「データ(GTZ)」を共通言語に、教員同士が語り合い、議論する文化を醸成しようと考えました。模試を実施した後は、必ず教員による「分析会」と生徒への「振り返り」をセットで行い、次の授業改善に繋げる仕組みを作りました。次に、形骸化していた「成績会議」のあり方も大きく変えました。単に定期テストの結果を振り返るのではなく、事前に教科会や学年会でGTZの層に応じた学習支援や課題設定の内容を決定し、それを会議で発表してもらう形式にしたのです。これにより、会議後の担任による生徒への個人面談も非常に充実したものとなり、教員自身の指導力向上にも繋がりました。 さらに、それまで無償で行っていた夏期講習を希望者制にし、有償化しました。生徒から費用をいただくことで、教員側にも「責任を持って指導する」という自覚とモチベーションが生まれ、より質の高い夏期講習などを実施できるようになりました。 こうした「感覚から指標による対話へのシフト」を進める中で、2020年から放課後学習サポートとして自習室を開設し、トモノカイの学習メンター®プログラムを導入しました。単なる居残り補習室ではなく、生徒が主体的に選ぶ学びの場へなることを目指し、再設計することにしました。 ―― 前回のインタビューではプログラムを導入するにあたっての目的や設計思想についてお聞きしました。自習室の導入から6年、運営が順調になった要因はどこにあるのでしょうか?自習室の運営にあたっては、教員と外部サポーターであるトモノカイとの連携が鍵となります。はじめは、生徒の学習指導を外部に委託することに対し、教員の間には非常に強い抵抗感と戸惑いがありました。自分たちで補習を毎日行うことは物理的に不可能だと理解しつつも、外部に任せることへの心理的なハードルは高いままだったのです。しかし、教員側の負担を減らす働き方改革の視点も含め、「どこを学校がサポートして、どこを外部に預けるか」を議論しながら再設計していきました。さらに、教員とトモノカイの間でグループチャットを作成する等、密に情報共有し連携しやすい仕組みを作りました。自習室はいろいろな生徒が通える場所になるよう、定期試験対策から志望理由書のサポート、小論文対策まで、連携しながらいろいろな施策を実施しています。また、授業で扱った単元を放課後にもう一度フォローしてもらう「授業連携」なども一緒に作り上げてきました。さらには、トモノカイや他の外部サポーターに、合格実績の分析や模試の振り返りを行ってもらい、トモノカイにも一部の分析会に参加し関わってもらうようにしています。 教員と外部パートナーとの連携を意識的に作っていくことで、「自習室は外部のものではなく、自分たちもかかわっていくものなのだ」という意識が、教員の間に徐々に定着していきました。 学びのモチベーションは「学校の外」にある ー未来の視野を広げる高大連携と探究活動 ―― 放課後の学習環境以外では、生徒にどのような学びの場を提供されていますか?確かな基礎学力を構築する一方で、生徒たちの知的好奇心を刺激し、将来の視野を広げるための「探究活動」や「高大連携」などを進めています。「高大連携」においては、2021年の東京学芸大学を皮切りに、これまでに11の大学と高大連携協定を締結しました。これは単に指定校推薦のためではなく、大学の施設を使って本物の学びに触れたり、大学教授による先端研究の講義を受けたりするためです。本物の学びに触れることは、本校が推進するSTEAM教育を強力に後押しする機会となっています。また、高大連携だけでなく他校との共同企画も活発に行っています。長期休暇中には「探究講座」を実施しており、「ドローンの映像編集講座」や「生成AI実践講座」、獣医学部の学習メンター®と学ぶ「獣医師と再生医療講座」など、トモノカイと連携しながら企画しています。2026年度も約30の多様な講座を開講し、のべ600人近くの生徒が意欲的に参加しました。生徒の学びのモチベーションは外にあると考えています。今後も学校以外でも生徒が主体的に学べる場を創っていきたいと考えています。 「愛を知性に変えて生きる」次世代リーダーの育成に向けて ―― 最後に、今後の展望についてお聞かせください。 本校の建学の精神「愛ある人として」を基盤として、大学に合格したその先に社会でその生き方を実践できるリーダーを輩出することを目指しています。これからのAIや先端技術が普及する時代において、私たちは生徒たちに「この技術は本当に人のためになるものなのか」「自分が得た知識や力は、弱い立場にある人々や社会の平和のために役立っているだろうか」と、自ら問い続けられる存在であってほしいと願っています。つまり、「愛を知性に変えて生きる」ということを大切にしてほしいです。 多様な進路に挑戦できる確かな学力とともに、どのような環境下でも生き抜くための非認知能力を育むキャリア教育が、ますます重要になります。そのためには、教員同士で分掌を越えて支え合う、学校全体で生徒を育てるような組織体制をつくるだけでなく、外部の企業や外部の人材との「掛け算」のような協働が不可欠です。 AIが学習分析を担うようになる時代において、これからは個々の多様な学びに伴走し、サポートする仕組みや、外部と連携できる組織の力を高めていくことを大切にしていきたいです。学校と外部パートナーが「掛け算」のように協働することは、教員の意識改革を促すだけでなく、生徒が自ら問い「愛を知性に変えて生きる」ための豊かな学びを創出する力となります。同校の建学の精神に根ざした主体的な挑戦は、学習メンター®プログラムや探究講座での連携を通じて、より大きな実りへと広がっています。トモノカイは今後も学校様のパートナーとして、『学校課題の解決』と『生徒様の学びの主体性向上』を目指してまいります。(取材日:2026年7月24日)

#放課後学習 #中高共通 #女子校

外部連携で挑む女子校の魅力再定義 ー 女子校の特性を活かしたコミュニケーション総量の最大化と放課後のデザイン ー

「敬信愛」を建学の精神に掲げ、「1人で勉強しない」という独自の学習風土を大切にしてきた大阪薫英女学院中学校・高等学校。コロナ禍によるコミュニケーションの分断や女子校を取り巻く環境変化という逆風の中、同校は自らの強みを見つめ直し、トモノカイとの協働による放課後学習環境の改革へと舵を切りました。放課後学習環境の再設計から女子校の魅力の再定義まで、その経緯や考え方について同校の教頭篠原先生にお話を伺いました。 「英語」と「1人で勉強しない学習風土」が強みの薫英 ―― まず、貴校の教育理念と特徴について教えてください。大阪府摂津市に位置する本校は1931年に設立され、「人を敬い、信じ合い、愛を持って支え合う」という意味を持つ「敬信愛」を建学の精神として掲げています。 本校には、古くから「英語の薫英」というスローガンがあり、1988年に開始した「カナダ長期留学制度」やニュージーランドへの1年間の長期留学が、本校の教育の大きな柱の一つです。実際に国際科の生徒は、50校以上の姉妹校へ留学します。また、普通科の生徒でも短期留学に行くことができるため、全校生徒が海外で学ぶチャンスを持っている点が本校の強みです。英語教育に力を入れる一方で、もう一つ大事にしているのが「1人で勉強しない」という言葉です。これは、「1人だけで勉強させるのではなく、みんなで一緒に支え合って勉強しよう」という、本校ならではの温かい学習風土を表すものです。その土台になっているのが、4月に開催される体育祭です。運動能力を競うためではなく、クラスの団結を促し、生徒同士が仲良くなることを目的としているため、あえて4月に行っています。さまざまな話し合いやぶつかり合いを通じて早い時期から深い人間関係が築かれ、結果として生徒同士がコミュニケーションを取りやすくなります。 これにより、授業中も活発に発言できる楽しい空間が生まれ、国語や英語といった教科の成績向上にも繋がっています。実際に、本校の英検取得実績としては、英語が苦手な状態で入学した生徒も含め、高校卒業までに92%が英検2級以上に合格しています。 また、本校は進路実現に向けたサポート体制も充実しています。放課後の時間を活用し、外部の講師が教える講座と、本校の教員が教える講座の2コマをすべて校内で開設しています。校内で学習を完結させるメリットとして、「女子生徒の体力面への配慮」があります。予備校などに通う移動時間を抑え、学校という安心できる環境の中で集中して勉強しきることが受験に打ち勝つことに繋がると考えています。 奪われた対話空間と「学校の魅力」の再定義 ―― 放課後学習環境の再設計前に直面していた課題と、学習メンター®プログラムを導入した経緯について教えてください。本校は独自の文化と手厚いサポートによって、生徒の成長を支えてきました。しかし、2019年から2020年頃にかけての新型コロナウイルス感染拡大により、状況が一変します。本校最大の魅力であり生徒の学力も支えていた「生徒同士が自由にコミュニケーションを取り合う環境」が奪われ、学習に対するモチベーションを維持するのが難しいという大きな課題に直面したのです。同時に、社会全体で共学志向が高まり、その中で女子校の魅力をどのように再定義し、どう打ち出していくかが私たちにとって急務となっていました。このような課題を抱える中で出会ったのが、トモノカイの学習メンター®プログラムでした。説明を受けた後、既に学習メンター®プログラムを導入していた千葉県の光英VERITAS中高様を見学させていただきました。光英VERITAS中高様は共学化を機に学校改革を進めていらっしゃいました。本校は共学化を考えていないものの、厳しい環境下において、「背水の陣なのでレベルアップを図る必要がある」という点では全く同じ状況でした。また、光英VERITAS中高様がトモノカイに決めた理由として、費用対効果の高さや企業理念が明確で学校側の視点と非常に近かったこと、そして、学習メンター®の学力や人柄の質が高いことも挙げられていました。本校は女子校という特性上、外部の人材を入れることへの懸念が当初ありましたが、信頼できる企業とその人材という安心感が後押しとなりました。他にも、「教員の働き方改革の推進」や「新たな変化を取り入れることによる教員のモチベーション向上」、「面倒見の良い学校というブランドイメージの確立」といったメリットを感じたことから、放課後教育の全体設計の要として、トモノカイのプログラム導入を決断したのです。 学習メンター®のいる自習室が「学校の当たり前」に ―― 学習メンター®プログラムを導入してからの変化について教えてください。導入当初の最大の目標は、まずは一人でも多くの生徒に自習室を使ってもらうことでした。そのため、「生徒の自学自習の力を引き出すこと」をコンセプトに、定期的にイベントを開催することで、進路選択の視野を広げたり、日々の学習に役立つ知識やスキルを身につけさせたりして、自習室の利用促進を目指しました。質問やおしゃべりが可能な「メンター自習室」は1年目から非常に活気があり、今でもよく生徒同士や生徒とメンターが楽しそうに話しながら勉強しています。 導入から5年目の現在では、目的や生徒のニーズに合ったイベントや施策をトモノカイと連携しながらカスタマイズして実施しています。例えば、教科教員と連携をして数学に特化した自習グループ「数学クラブ」を作って一緒に学び合えるような施策をしたり、難関校志望の生徒に手厚いサポートができるよう、専属メンターとして伴走する「パーソナルメンター」制度を開始したりしました。さらには、中学校の探究学習でドローン撮影をして学校紹介のショートビデオを制作したり、Instagramで学習メンター®の自習室を紹介する動画を発信するなど、自習室という枠を超えトモノカイとの連携が深まっています。1年目は一時的な盛り上がりを見せた後、少し飽きられてしまい。利用者が減少する時期がありました。しかし、導入から3年目、4年目と年を追うごとに、利用者が着実に増え続けています。また、数学クラブの事例のように、学年やクラス、各教科の教員との連携数も年々右肩上がりで増加しています。特筆すべき成果は、この放課後学習の仕組みが「学校の当たり前」として定着したことです。導入の2年目からは、入学前のオープンキャンパスでも学習メンター®に参加してもらい、勉強のアドバイスを行うようにしました。これにより、入学前から自習室の存在を理解している生徒が増え、利用者の増加に繋がっています。 保護者の意識にも変化が見られ、自習室に通わせたいと考える方が増えました。現在では、メンター通信の発行が1日遅れただけで、ご家庭から問い合わせが来るほど期待を集めています。教員側の変化も大きく、トモノカイ様の存在が当たり前となった結果、自ら連携を模索する教員が多数現れました。さらに、学校自体の文化を変えるという大きな変化も生み出しています。本校は中高一貫校であり、中学校の下校時間は午後5時半と厳格に定められていました。しかし2026年度の初めに、中学校の主任が利用者のニーズに応え、トモノカイのプログラムを利用する時だけは午後6時までの下校を許可するというルール変更を行いました。外部との連携が、学校の文化を少しずつ変えていく大きな原動力になっていることを実感しています。 外部パートナーとの協働で最大化する自校独自の魅力 ―― 先生の考える「女子校における自習室の存在意義」とは何でしょうか?実は2014年に、「文理特進コース」の立ち上げをきっかけに初めて「自習室」を設置し、1年後には本格的なブース型の特習自習室を校内に新設してもらいました。当時はルールを極めて厳しく設定し、自習室を管理していました。結果として、毎日利用する生徒が4、5名ほど定着しましたが、ずっと心の中で「何かが違う」と感じていました。なぜなら、その自習室の取り組みが「学校全体の学習文化や、生徒全員への効果」として広がっていかなかったからです。当時はまだ教頭ではなかったため、学校全体のことまで深く考える余裕はありませんでしたが、教頭に就任し、トモノカイとの出会いを通じて、女子校らしい自習室が必要だとあらためて考えました。本校の生徒の最大の強みは「コミュニケーションが活発である」という点です。そうであれば、その強みを無理に抑え込むのではなく、「おしゃべりをして教え合える、よく喋る自習室」こそが、本校の生徒たちにとって最も学習効果が高く、自習室に向かうハードルを下げる理想の環境なのではないかと考え、自習室の役割を再定義しました。「1人で勉強しない」という学校のスローガンを「1人で自習しない」と考え、 「みんなで一緒に、連帯感を持って楽しく学ぶ場所」として自習室を生まれ変わらせたのです。「学校が元々持っている強みや独自の風土」と、「外部パートナーが提供するリソースや価値」の「重なり合う部分」から、その学校にしかない独自の新しい価値を発見し、磨き上げていくことこそが、学校改革において重要であると考えます。本校にとっては、それが「学習メンターのいる自習室」や「探究活動」でした。 ―― 最後に、今後の展望についてお聞かせください。今後の展望として、自習室をきっかけに学校全体をさらに変革していく方針です。コミュニケーションの総量を最大化することで、放課後をデザインしていくことを目指しています。そして、トモノカイを活用する価値を「発見」する段階から、「創出」する段階へ進みたいと考えています。また、新しいアイデアを生み出し実行するため、若手教員や学習メンターの育成に力を入れ、より体制を強化していきたいです。 これからも焦らず丁寧に、しかし連携は迅速に行う姿勢を大切にし、よりよい教育環境の実現に向けて歩みを進めてまいります。 外部パートナーとの協働は、単なる業務や役割の切り出しではなく、学校固有の文化と深く交わることで、その学校にしかない独自の新しい価値を生み出すきっかけとなります。「1人で勉強しない」「活発なコミュニケーションが行われる」という同校やその生徒の魅力は、学習メンター®プログラムを導入したことにより、より最大化することができました。私たちトモノカイはこれからも、学校の新たな価値を支える「学びの伴走者」であり続けられるよう、今後も誠心誠意サポートしてまいります。 (取材日:2026年7月22日)

#放課後学習 #中高共通 #女子校

「学習メンターを信頼すること」が生徒の未来を拓く ―昭和第一学園高等学校が実践する学校の枠を超えた「チーム」での学習環境づくり―

生徒一人ひとりの多様な進路実現が求められる現代において、学校現場だけで全ての教育ニーズに応えることは容易ではなくなってきています。多くの学校が外部との連携を模索する中、外部人材を単なる「委託業者」として扱うのではなく、教員と共に生徒を支える「パートナー」として機能させるにはどうすればよいのでしょうか。 今回は、トモノカイの放課後学習支援プログラムを10年にわたり活用している昭和第一学園高等学校の飯塚先生にお話を伺いました。「外部人材の活用には、まず教員である私自身の意識変革が必要だった」と語る飯塚先生の言葉から、学校課題解決のヒントと、それを支えるトモノカイのプログラムディレクターや学習メンターの真価に迫ります。 生徒が高い目標に挑むために導入の背景と教育理念 ―― まず、貴校の教育理念と、プログラム導入当時の課題感について教えてください。本校は建学の精神として、常に一歩先んじて社会の第一線で活躍できる人材の育成を掲げています。生徒一人ひとりが夢や希望を持ち、目標達成に必要な学力を身につけ、自分の力で未来を切り開くことができる生徒像を目指しています。生徒が進路目標を立てる際、「少し頑張れば届くかな」という無難なものではなく、基本的には高い目標を設定し、それに向けて努力を重ねてほしいと考えています。 そうした高い目標に向かっていくためには、生徒自身の自力だけでなく、友人や担任、そして学習メンターといった他者の協力が必要不可欠です。そのような支援体制を通じて、高い目標に挑戦し、それを実現可能なものへと変えていける生徒を輩出したいという思いがあります。 実際に、大学受験を経験した学習メンターから話を聞くことで、志望大学が明確になったり挑戦するモチベーションが生まれたりする生徒もいます。 ―― トモノカイの放課後学習支援プログラムは「進学支援センター」内でご活用いただいていますが、あらためて「進学支援センター」はどのような施設でしょうか。 「進学支援センター」は、2009年に設立された昭和第一学園高等学校独自の放課後学習施設です。160席近くある「自習ブース」や友達と一緒に自習できる「グループ学習ルーム」に加え、赤本、各教科の問題集や参考書、過去の外部模試や英検の過去問といった蔵書も豊富で、充実した学習環境が完備されています。 加えて、最大の特徴としてトモノカイの学習メンターによる「個別指導」があります。指導を希望する日時や科目、学習メンター名を所定の用紙に記入して提出することで、学習メンターの個別指導を予約制で受けられるようになっています。生徒自ら進んで予約をすることもあれば、クラスの担任教員からの依頼で進学支援センターの管理教員が生徒と面談し、その生徒に見合った学習メンターを推薦し、指導を受けるよう生徒に促すこともあります。進学支援センターの管理教員は、生徒の状況や担任教員の意向を学習メンターに伝え、学習メンターの指導の様子を担任教員に伝えます。管理教員はトモノカイのプログラムディレクターと密に連携し、学校や生徒の状況に合わせた学習メンターのアサインの調整をしています。 自主的に学習できる生徒はもちろん、そういった姿勢をより多くの生徒が身につけられるような仕組みや環境を整え、総合的な支援を行っているのが「進学支援センター」です。 信頼できるパートナーとしてのプログラム導入 ―― トモノカイのプログラムを導入されて10年になりますが、どのような経緯で選ばれたのでしょうか。 以前は他社様のサービスを導入していて、チューター講師の質や数も充実していました。しかし、「生徒を支援するパートナー」として見たときに理想とは遠いと感じ、トモノカイさんに切り替えたという経緯があります。単に契約内容を履行できるかという点だけでなく、やはりパートナーとして信頼し合えるかどうかが重要でした。当時の校長や現場の考えと合致し、複数年契約を続ける中で、パートナーとして信頼し合えていると判断したことが、長く続いている理由だと理解しています。 学習メンターを信じて任せる「チームで戦い勝つ」 ―― 学習メンターを学校現場でうまく機能させるために、どのようなことを意識されていますか?外部人材をうまく活用しきれていないといったケースも耳にします。正直に申し上げますと、導入当初は教員側に壁がありました。担任というのは生徒の人生を預かる立場として、クラスの最終責任者として生徒指導を行っております。それゆえ、外部の力を借りることに対して抵抗を持つ担任も少なくありません。特に、進路相談については保護者の対応も関係することから、担任業務の中でも最も重要だと言えます。 実際に、進学支援センターの学習メンターにも、基本的には学習指導のみをお願いしています。それがいつしか、「学習メンターは教科指導さえ教えてくれればいい」という学習メンターの存在を軽んじるスタンスにつながっていたのかもしれません。 私も導入当時は担任をしていて、同じような考え方でした。しかし、私が進学支援センターの責任者になった際、信頼する仲間から「クラス運営をうまくいかせる秘訣は、教科担当を信頼することだ」と言われました。私はこれを学習メンターに置き換え、その存在を重んじることにしました。 まずは一人ひとりの学習メンターの顔と名前、教えられる教科を覚え、指導ルームに入って様子を見て、彼らを理解し信頼することを当たり前にしていきました。そうすることで学習メンターとの信頼関係がうまく作れるようになったと思います。学習メンターを信頼せずして、進学支援センターに来た生徒を(受験に)勝たせることは不可能です。 ―― 実際に学習メンターの働きぶりをご覧になって、どのような点を評価されていますか? 導入当初から変わらないのは「生徒に対する熱意」です。かつて私と意見が対立した学習メンターもいましたが、それも生徒に対する愛情と仕事に対する熱意があったゆえのことでした。そして、指導力も相当高いです。 特に印象的だったのは、「トッププロジェクト」という企画です。企画の稼働1年目は、プロ講師をお呼びして授業をお願いしていました。その翌年も同じやり方を踏襲しようとしていた際、「外部からプロ講師をお呼びするのではなく、今来ている学習メンターの中から希望者を募って指導を任せてください」と学校にお願いをしました。結果、彼らの実力はベテランのプロ講師に勝るとも劣らぬもので、まさに「化け物」級の活躍でした。 今春卒業した生徒の事例も、彼らの働きが光った一例です。2年次の模試で偏差値が72.2と高い学力を持ちながら、進路選択に消極的だった生徒がいました。担任から「進学支援センターでアドバイスを」と依頼を受けた私は、本人との面談を経て、塾に通わず独学だった彼の伸びしろを見越し、学習メンターに「適切なタイミングで彼の意欲を高めてほしい」と託しました。すると、学習メンターは絶妙なタイミングで早稲田大学への挑戦を提案し、見事に本人のやる気を引き出してくれました。結果、生徒は早稲田大学に現役合格。担任の「学力を活かしてより高い目標を目指してほしい」という意向を進学支援センターがくみ取り、それを学習メンターへと繋いだことで成し得た成功例です。昔も今も、学習メンターがそれぞれ自主的に動いてくれた結果、実はこちらの要望に沿っていたという実例は、枚挙に暇がありません。 本校で学習メンターを活用して、大学に合格し、進学後トモノカイで学習メンターとして活躍する生徒も複数います。そのくらい生徒に影響を与える学習メンターがたくさんいるのが自慢です。 ―― 学習メンターが主体的に動いてくれるのは心強いですね。一方で、教員の領域を侵してしまう懸念はありませんか?ありません。そこがトモノカイの学習メンターの素晴らしいところです。前述の通り、進路指導は担任業務です。学習メンターは事前研修等で教員の立場や役割をよく理解してくれているので、その方面でのトラブルは一切ありません。生徒はそのような事情は知りませんから、普通にメンターに進路相談をすることもあります。その際には、進路の微妙なアドバイスが必要な場面では必ず事前に相談してくれます。時には学習メンターの意見を活用して担任の教員に報告・相談という形で伝達し、担任から感謝されるということもたくさんありました。安心して任せられる心強いパートナーです。 ―― 学習メンターをさらに活かす秘訣やアドバイスがあればお願いします。 やはり「学習メンターを信頼すること」に尽きます。私はプロ野球の監督がポジションや打順を考えるような気持ちで、「この生徒にはこの学習メンターが合う」という「ベストフィットマッチング」を常に考えています。そのために、できるだけたくさん学習メンターと雑談をし、彼らの性格や強みを知るように心がけています。単なる外部スタッフとして突き放したり丸投げしたりするのではなく、「一緒にいい環境を創る」という思いを持って、チームの一員として信頼し期待をかける。そうすると彼らは期待以上の力を発揮してくれます。私が常に意識しているのは、「この素晴らしい学習メンターたちの力を活用して、生徒を勝たせる。勝ったときはお互い喜び合う」といったような、目標に向かって伴走する姿勢です。 また、進学支援センターの運営は私一人だけでなく、他の教員も携わっています。彼らも、リーダー格となる「管理メンター(※他校ではリーダーメンターと呼ばれてます)」とのコミュニケーションを大切にしています。本校では管理メンターを集めて定期的にミーティングを行っています。管理メンターには、よりよい指導ができる環境を作るために一般メンターから様々な意見を吸い上げてもらっています。そしてミーティングで吸い上げた意見を共有するという形をとっています。管理教員が、「管理メンターとのミーティングは大事な機会です。絶対に外せません。」と言っているのを聞いて、嬉しい気持ちになりました。 私が学習メンターや他の教員等とそれぞれ密にコミュニケーションを取れない時があっても、軸となる人物に想いを伝えれば、それがチーム全体に浸透します。チームで戦っている気持ちです。 ―― プログラムディレクター(以下、PD)との連携についてはいかがでしょうか? 担当PDの方がスピーディーかつ柔軟に対応してくれて、本当に感謝しています。 例えば、私がふと思いついたアイデアを伝えると、彼らは必ず「いけますよ」「ヒントがありますよ」と具現化して提案してくれます。困ったときに相談しても同様です。正直に申し上げますと、これまで取り組んできた施策のすべてがいい結果だったとは言い切れません。しかし、その経験を糧にして、「じゃあ次はこうしましょう」と相互に意見や提案を出し合いながら、バージョンアップを重ねています。 私たちは仲間です。そうやって共に試行錯誤しながら経験値を積み重ねていくことで、中長期的に見たときに、学校独自のよりよい学びの環境が作れるようになります。これが、PDを信じて連携することの最大の強みだと考えます。 今後の展望―「対面」と「オンライン」のハイブリッドで進化する学習支援 ―― 最後に、今後の展望についてお聞かせください。 今の時代に見合った、新しい進学支援センターの在り方が必要だと考えています。具体的には、対面指導とオンライン指導のハイブリッド型の進学支援センターを作りたいと思っています。ポータルサイトを構築して、部活動で遅くなった生徒も自宅からオンラインで指導を受けられたり、メールやSNSを活用した質問箱の設置など、いちばんの武器である学習メンターの価値を時間や場所にとらわれず生徒に届けられるようにしたいですね。 少子化で生徒獲得競争が激化する中、現状維持のままでは生き残れません。本校独自の、他校が真似できないようなオリジナルの学習支援体制を、トモノカイさんと共に作り上げていきたいと考えています。 昭和第一学園高等学校の事例からは、放課後学習支援を成功させる鍵が「外部への丸投げ」ではなく、「教員も主体的にプログラム活用に取り組むこと」「教員と外部人材が協力関係や信頼関係を構築すること」にあることが分かります。クラス担任や教科担当と連携しながら、プログラムディレクターや学習メンターと共にチームとして生徒に向き合うことで、生徒の可能性を最大化する環境が生まれていました。トモノカイの提供するカスタマイズ性と人材の質は、学校の「こうありたい」という理想を実現する強力なエンジンとなり得るでしょう。(取材日:2025年12月17日)

#放課後学習 #高等学校 #共学

生徒の段階に応じた「伴走」と「学びの深化」 ―ICTだけでは届かない初期指導期のアプローチが、自分の軸を育てる―

日々の学習支援を丁寧に行っている私立中高一貫校であっても、中学入学直後の「初期指導期」における学習習慣の定着は、頭を悩ませる共通の課題です。中学受験を乗り越えた反動による中だるみや、受動的な学習姿勢からの脱却をどう図るか。 建学の精神として「捨我精進(しゃがしょうじん)」を掲げ、生徒一人ひとりが「豊かな人生を歩める人になるため」の人格形成を重視する田園調布学園中等部・高等部では、2024年度から新たに中等部の生徒を対象に放課後学習支援プログラムを導入しました。生徒自らが「なでりんRoom」と名付けた自習室を拠点に、自立的な学習習慣の定着を目指しています。 なぜ、ICTツールや自習室の開放だけではなく、「人」による伴走型の支援を選択したのか。同校の教頭兼子先生と進路支援部長村越先生に、導入の背景にある教育理念と、現場で起きている生徒の変化について、お話を伺いました。 「自分の軸」を見つけるために初期指導期における自立学習の土台づくりと直面した課題 ―― まずは、貴校の教育方針についてお伺いします。建学の精神である「捨我精進」に基づき、生徒様にどのような姿に育ってほしいとお考えでしょうか。 <兼子先生>捨我精進における「我」というのは、自分の成長を阻むような我欲や我情、我見(自分勝手なものの見方)を指します。そうしたものを抑えて、なりたい自分に近づくために努力し続けることを大切にしています。 「自分の軸を見つける」という言い方がありますが、自分とは何者なのかを問い続け、学校での様々な経験を経て自分の大切に思うものを見つけ、まずはその軸を作ってほしいと考えています。芯のある女性になるために、自分の目標に向かって努力できる生徒であってほしいですね。 <村越先生>豊かな人生を歩むために「学び続ける」という観点でも、自分の目標を自分で見つけ、そのために日々取り組むことができる姿勢を大切にしています。 ―― 中学生の早い段階から、そうした自らを高め続ける姿勢や自律性を身につけることを理想とされているかと思います。一方で、実際の現場ではどのような課題感をお持ちだったのでしょうか。 <兼子先生>おっしゃる通り、理想はあるものの、やはり中学1年生が自分で計画を立てて自走することは、なかなか難しいのが現実です。実はコロナ禍の前から、「個別最適化」という言葉を念頭に、こうしたシステムの導入を検討していました。40人一斉の授業では、生徒それぞれの学習の進度や必要としていることへの対応に限界があります。低学年の間に、自分のペースで課題に取り組むという体感をさせないと、自立した学習は難しいと感じていました。様々なICT教材やシステムも検討しましたが、やはり中学の初期段階ではシステムだけでは不十分だと感じました。まだ学習習慣が定着していない段階だからこそ、「人が伴走する」という要素が不可欠だと思ったのです。 <村越先生>本校は伝統的にとても丁寧な指導を行っていますが、一人の教員が40人、あるいはそれ以上の生徒全員について個々に対応し続けることには、限界があります。 また、中学受験の塾で詰め込み型の学習をしてきた生徒たちが、入学後に勉強しなくなる現象も見られます。そうしたなかで、教員だけで全てを抱え込むのではなく、外部の力も借りながら、生徒が自ら学習を進めていける仕組みが必要だと感じていました。 ―― 既存の指導の手厚さは維持しつつも、生徒の自立を促すためには「人」による伴走が必要だという結論に至ったのですね。 <兼子先生>そうです。当初、働き方改革の観点もありました。教員は教材研究はもとより生徒支援や行事などエネルギーを注ぐべき場面がたくさんあります。学習指導をおろそかにすることはできませんが、そこにサポート的に人が入ってくれることは、学校全体の教育力を高める上でも非常に有効だと考えました。 学習習慣を「生活の一部」へ質問しやすい環境が育む達成感 ―― 具体的にどのような狙いで、放課後学習支援プログラムを導入されたのでしょうか。<兼子先生>生徒にとって「質問しやすい環境」を作りたかったという点が大きいですね。本校の教員も質問にはよく応じていますが、試験前などは特に質問対応で職員室前のスペースが混み合います。やはり、わからないことを直接聞きたいというのは「人」に対するニーズです。教員とは異なる、年齢の近い学習メンターという存在がいることで、生徒が気軽に質問できる環境が整うと考えました。また、学校の状況や我々のアイデアに対して、一緒に試行錯誤しながらカスタマイズして作り上げられそうという期待感も感じられました。 ―― 実際に導入して2年目となりますが、運用面での変化や手応えはいかがでしょうか。当初は先生方の間で、大学生に任せることへの不安もあったかと存じます。 <村越先生>昨年度は、初年度だったこともあって、大学生にどこまで任せていいのかという戸惑いや、自習室に行かない生徒に対してどこまで促すのか、といった試行錯誤がありました。 しかし今年度は、学校生活の一部という形で「まずは行ってみよう」という雰囲気作りができています。 学年担任や教科担当者の理解と協力もあって、特に学習習慣があまり定着していない生徒に活用を促す工夫がよりできるようになってきました。また、今年度から進路支援部の会議で自習室の件を話題にあげて、取り組みの様子や所感を聞いたりするようになりました。 <兼子先生>2年目に入って、各教科担当と学習メンターやプログラムディレクターとのやり取りや連携が増えていると思います。初年度は長期休業時や土曜日の来室者が少ないという課題がありましたが、今年度は増えてきたので、自習室へ行くことが定着したと実感しています。学習メンターに質問することが教員とはまた違ったモチベーションに繋がっており、生徒と学習メンターが顔馴染みになって質問しつつ学習に取り組む姿が見られます。 <村越先生>どうしても生徒は日々の課題に追われてしまいますが、学校で課題を終わらせて、家では自分の好きなことに取り組む、というようにメリハリをつけて学習することも大事にしたいと思っています。自習室があることで、そうした環境が整ったこともいい点だと思います。 ―― 我々も、日々の利活用促進のため、生徒さんに寄り添いながら「わからない」を「できる」に変えていくという経験を放課後の学習環境でいかに実現していくか、というところを意識して取り組んでいます。 <村越先生>先ほど話した課題にもつながると思いますが、学習が苦手だと感じている生徒や自分ひとりで勉強しづらいと感じている生徒にとって、「ここまで自分でやれた」という達成感を持って学習に取り組めていると思います。 学力層に応じたアプローチで、個別最適化した学習を ―― プログラム内での取り組みで、特に効果を感じていらっしゃるものはありますか。<兼子先生>模試の「振り返り会」は非常に効果的でした。 模試の結果が返ってきた際、ただ結果を見て終わってしまうことが多いのですが、そうではなく、「どうすれば一つ上のランクに行けるか」という視点を身につけてほしいと考えています。模試の「振り返り会」を通じて、「どうやって成績を上げるか」を具体的に考えることが学習のモチベーションになり、学ぶことにも積極的になると考えます。 <村越先生>これまでもホームルーム等で振り返りは行っていましたが、より精度が高い振り返りができていると思います。「あと何問正解すればよかったのか」「どのレベルの問題を取りこぼしてはいけないのか」といったところを自分で丁寧に見る、その見方を学習メンターの方が入って、客観的な視点から分析するサポートをしてくれることで、自分自身で課題を発見する力が育っていると感じます。 ―― 上位層の生徒に向けた「メンターからの挑戦状」という施策も行っています。自力で学習できる上位層の生徒が来室するきっかけ作りとして、大学入試問題や学習メンターの専攻分野に関する問題を出題し、知的好奇心を引き出すことを狙っています。生徒の様子や反応はいかがでしょうか。 <兼子先生>「メンターからの挑戦状」や模試の振り返り会後の個別面談をきっかけに、上位層の生徒が、大学での学びの話を聞いて刺激を受けたり、「東大に行きたい」といった相談をしたりする場面も出てきていると聞いています。 <村越先生>学力が高い生徒は、確かに自習室へ行かなくても自力で勉強できていますが、「メンターからの挑戦状」で出題されるような新しい学習や今よりレベルの高い学習に対して積極的に挑戦しようという姿勢をもった生徒がより増えるといいと考えています。今後は、授業の延長線上に、発展的なものを上位層向けの施策として実施し、高みを目指して挑戦し続けるような雰囲気を醸成したいです。 <兼子先生>例えば、レベルの高い全国模試を受験する生徒を対象に、解説講座やプラスアルファの問題を課すといったような施策は需要があるかもしれません。それらを経て、「メンターからの挑戦状」にも飛びつくような生徒がどんどん増えるといいと思います。 今後の展望―「体験」と「学習」の好循環を目指して ―― 最後に、今後の展望についてお聞かせください。<兼子先生>客観的に苦手な教科・分野などを分析し、計画を立てて、自律的に学習できる生徒を育てたいと考えています。そのためにも、学習メンターからのサポートも受けつつ、自分一人でも学習できるように引き上げていくことが理想です。 本校はもともと「体験」を非常に重視している学校です。学習はどうしても机に向かうものですが、放課後の学習支援プログラムを活用して基礎学力を固めることによって、その他の体験活動がより充実し、その体験がまた学習への意欲としてフィードバックされる、そういった好循環を作りたいと考えています。 学習の土台をしっかりと作ることで、机の上だけではない学びの時間も確保できるようになることが理想です。 <村越先生>私も同感です。中学時代に身に付けた基礎学力を土台にして、自由な発想や探究活動ができるようになります。放課後の時間が、そうした土台作りの場として機能し、生徒の可能性を広げる場として定着していくことを期待しています。 田園調布学園の事例からは、ICT教材などの「システム」だけでは解決しきれない、初期指導期の生徒特有の課題が浮き彫りになりました。 まだ自走できない生徒には「人」による温かい伴走を、自走できる生徒にはより高い知的好奇心を引き出すことを。教員と学習メンターがそれぞれの強みを活かして連携することで、「自分の軸」を持った学習者を育てる環境が、着実に醸成されています。放課後の時間を単なる「自習」の場から、自立への「滑走路」へと変える同校の取り組みは、多くの学校にとって示唆に富むモデルケースと言えるでしょう。(取材日:2025年12月25日)

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共創の現場

未来を見据えた指導と伝える覚悟で生徒の可能性を広げる

京都大学大学院で「人がその人らしく生きる」というテーマを研究しながら、学習メンター®として5年間にわたり自習室で教え続ける小澤さん。 本記事では、自らの原体験から辿り着いた「つまずきの細分化」という独自の指導法と、5年間の経験で培った「耳の痛いことも伝える」覚悟を紹介します。 習慣を変えて広げる未来の可能性 ――  数あるアルバイトの中で「学習メンター®」を選んだ理由と、教育に対して抱いている熱意やその原点について教えてください。 一番の理由は、自分がこれまで抱えてきた「勉強への悩み」に対する経験や乗り越え方を、最もダイレクトに生徒へ伝えられる環境だったからです。私自身、もともと勉強が好きなわけではなく、高校時代には模試で偏差値40を取ってしまうほど成績が振るいませんでした。しかし、高校1年生の春に出会った大学教授のお話をきっかけに「勉強して大学に行きたい」と強く思うようになり、そこから猛勉強をして今の大学まで進学することができたのです。 塾講師として教えることに特化する道もありましたが、それだとリーチできる生徒数が限られてしまいます。私が関わることで、より多くの人が前向きに勉強に取り組めるようになり、進路について深く考えてくれる人が増えてほしい。そこで自分の経験や思考を最大限に反映できるこの仕事に強く惹かれ、気がつけばここまで続けることができました。 私の教育に対する熱意の原点は、「やり方や習慣が身についていないだけで、本当は頑張ればできる人がたくさんいるはずだ」という確信にあります。学歴や勉強はあくまで一つの手段ですが、その手段を上手く使いこなせないがゆえに、人生の可能性が狭まってしまうのは本当にもったいないと思うのです。 私自身、勉強という手段を使えるようになったことで見える世界が広がり、人生が劇的に豊かになりました。私が現在大学院で研究している「社会の中で人がその人らしく生きる」というテーマにおいても、社会のスタンダードを最低限こなす力、すなわち「勉強」は欠かせない要素です。将来の可能性を広げるために、私たちが関わることで勉強への向き合い方を変えていくことには、非常に大きな価値があると考えています。 つまずきの細分化で育む成功体験 ―― 学校にはいろいろな生徒がいると思いますが、接し方や教え方をどう工夫していますか? 最も意識しているのは、自分の価値観や成功体験を押し付けるのではなく、「その子が本当は何に悩み、どうしてそのような状態になっているのか」を深く想像することです。表面的な質問対応で終わらせるのではなく、「そもそもなぜ勉強が好きじゃないのか」といった根本的な部分まで一緒に深掘りし、高校3年生であれば、成績を上げるための具体的な進め方をメモに残して継続的に支援しています。 その上で、二つの工夫を実践しています。一つ目は、「未来を作れるように接する」ことです。目先の点数にとらわれるのではなく、「理系であっても国語力がなぜ重要になってくるのか」「数学の論理的思考が大学に入ってからどう活きるのか」といった社会や未来との繋がりを語り、学習の意義を見出せるように導いています。二つ目は、「つまずきの細分化と成功体験のインストール」です。難しい問題に直面した際、まずはできている部分を認め、どこで立ち止まったのかを一緒に解きほぐします。「筆者の見解を読み取るには、どんな接続詞に注目すればいいか」といった具体的なアプローチを通じて、私が勉強できるようになった感覚を少しずつインストールしてもらうのです。 また、私たちは学校の先生方のように専門的な知識や評価者の立場を持つわけではありません。だからこそ、先生方とは異なる「斜めの関係」を築くことができます。少し年上のお兄さんのような存在として、私の趣味であるドライブやアニメ鑑賞の話などを交えながらフランクに接することで、生徒の心を開く。等身大の受験経験を活かしながら、先生方の素晴らしい指導を心理的な面から補完していくのが、メンターならではの役割だと捉えています。 ビンゴで生み出す自習室の活気 ――  現場で感じた課題やニーズを、プログラムディレクター(以下PD)や先生に伝えて、改善や新しい取り組みに反映した、といったようなエピソードがありますか? 以前、ある学校で「もっと多くの生徒に自習室を利用してほしい」というニーズがありました。当時、1日の平均利用者は10人前後だったため、トモノカイのPDや先生方とも連携しながら改善策を模索する中で、私は「『自習室は勉強だけをしなければならない息苦しい場所』というイメージが、生徒の足を遠のかせているのではないか」という仮説を立てました。 そこで、よくあるただのスタンプラリーではなく、ゲーム性を持たせた「ミッションビンゴ」を考案したのです。5×5の25マスの中に、「月曜日にいるメンターと話してみよう」「メンター5人と喋ってみよう」「大学の学びを聞いてみよう」といったコミュニケーションを促すミッションと、「一緒にテスト計画を立てよう」「苦手科目をメンターとやろう」といった学習面のミッションを半分ずつ配置しました。 これなら、毎日来られなくても戦略的にマスを埋める楽しさがあり、景品をもらう達成感も味わえます。結果としてこの企画は大盛況となり、メンターと話すことを楽しみに来てくれる生徒が増えました。「自習室は学習だけでなく、いろいろな人と話せて、学習計画も一緒に立てられる魅力的な場所だ」と実感してもらうことができたのです。後にこの仕組みを別の学校で導入した際も、中学1年生の生徒たちがこぞって利用してくれるようになり、現場の空気が大きく変わったのを感じました。 本気で励まし掴んだ生徒の笑顔 ―― 学習メンター®をやっていてよかった、嬉しかったエピソードはありますか? 特に印象に残っているのが、数学は好きだけれど歴史が極端に苦手な生徒のエピソードです。1学期の中間テストで38人中30位くらいを取ってしまい、「どうしよう」と相談を受けました。そこから一緒にテスト対策をして少し点数が上がったのですが、2学期にまた下がってしまい、3学期には「来年からは歴史をやらないからもういい」と諦めかけていました。しかし私は、「でも、ここで最後やりきって、高い点数を取れたら気分が上がらない? 量は多いけれど一緒に頑張ればできそうだよね?」と本気で励ましたのです。すると生徒も「確かに」と奮起してくれ、結果的に学年末考査で今までで一番高い点数と順位を取ることができました。「小澤さん、やった!」と最高の笑顔を見せてくれたあの瞬間は、本当に嬉しかったです。 また、特進コースの生徒に数学を教えていた時のことも忘れられません。「難しすぎて解けない」と持ち込まれた問題を細かく噛み砕き、「この知識は知っている?」と一つずつ積み上げていきました。すると、「あれ、意外と知っている知識とちょっとした考え方だけで解けるんだ」と気づいてくれたのです。後日、久しぶりにその生徒の対応をすると一番難しいと言われる問題集に取り組んでいました。「あれから数学をやろうと思って、難しい問題集を始めました」と言ってくれた時は心底嬉しかったです。分厚い解説書で省略されている部分や、証明問題における逆算の思考法などを丁寧にサポートすることで、「意外と解ける」という確かな自信を深めてもらうことができました。 悔しさから得た本気で伝える覚悟 ―― 最初から全てが順調だったわけではないと思います。生徒との関わりにおいて「もっとこうすればよかった」と力不足を感じたエピソードと、そこからどう今の姿勢に繋げているかを教えてください。 ある高校3年生の受験生を担当していた時のことです。普段から適切に接し、休憩時間が長すぎないか声をかけたり、必要な時には発破をかけたりはしていました。ただ、春や夏の時点では「まだ少し先だし、負荷をかけすぎても良くないだろうから見守りながら進めよう」と、あえて注意の強度を抑えていた部分があったのです。 しかし、結果としてその生徒は共通テストの点数が足りず、第一志望の大学に不合格となってしまいました。その事実を知った時、「どうしてもっと早い時期から勉強への向き合い方について厳しく伝えなかったのだろう」「もう少し強く発破をかけるべきだったのではないか」と、強い自責の念に駆られました。結局、その子にとっての1番の幸せは「行きたい大学に行き、やりたいことができるようになること」だったはずなのに、私たちが関わっていたのに叶えてあげられなかったという悔しさが残ったのです。 この痛切な反省から、私は「本当にその子のことを思って向き合うのであれば、時には耳の痛いこともきちんと言葉にして伝えなければならない」と深く学びました。今では、やるべき時には「絶対にちゃんとやろう」と、タイミングを逃さずに伝えることを信条として指導にあたっています。 寄り添う力と高い視座への成長 ―― あなたにとって、この活動を通じて得られた「自分自身の成長」や、他の仕事では得られない「学習メンター®ならではのやりがい」とは何でしょうか? 大きく二つの成長があったと感じています。一つ目は、「相手の気持ちに寄り添い、道筋を組み立てる力」です。私自身が努力の末に大学へ進学できた成功体験があるからこそ、無意識のうちに「やればできる」という生存者バイアスにとらわれがちです。しかし、できないことに悩む生徒と深く向き合う中で、自分がかつてつまずいた経験を常に思い出し、相手の目線に立って前向きになれるような声かけを組み立てられるようになりました。 二つ目は、「高い視座で物事を捉える力」です。関西の学習メンター®評価制度チームのリーダーとして学校のチーム運営や制度設計に携わる中で、「学校様が私たちに何を期待しているのか」「数年後も信頼して任せていただくためには、組織としてどう振る舞うべきか」といった本質的な課題を考えるようになりました。 そして、他の仕事では得られない「学習メンター®ならではのやりがい」は、圧倒的な裁量とフラットな文化にあります。学生でありながら、PDや学校の先生方と対等な目線で意見を交わし、現場をより良くするための議論を深めていける。学生を心から信頼し、提案を受け入れてくれる環境があるからこそ、私たちは本気で教育に向き合うことができるのです。この活動を通じて得た視座を胸に、より多くの人の可能性を最大化するという夢に向かって挑戦し続けたいと思っています。

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斜めの関係で信頼を築き学校の課題に挑む学習メンター®5年の歩み

京都大学大学院の工学研究科で、研究に没頭する傍ら、5年にわたり「学習メンター®」として学校の自習室で教え続ける岡本さん。 本記事では、5年間の学習メンター®の経験を持つ彼だからこそ辿り着いた、教員でも友人でもない「斜めの関係」による信頼構築の方法と、学校の課題を自分事として捉える熱い想いを紹介します。 勉強の本当の楽しさを伝える原点 ――  数あるアルバイトの中で「学習メンター®」を選んだ理由と、教育に対して抱いている熱意やその原点について教えてください。 自身の高校時代までの経験を活かせる教育系のアルバイトを経験したいと思ったことが、大きな理由です。友人と一緒に勉強したり教えたりする機会が多かった中で、自身の働きかけによって誰かが良い方向へ変化していくプロセスに大きなやりがいを感じ、そのような仕事が自分に合っているのではないかと考えていました。 そして何より、生徒の人生そのものに伴走できるところに強い魅力を感じて学習メンター®を選びました。中高生の時期というのは、勉強だけでなく部活や人間関係など、学校生活のすべてが彼らの人生において非常に大きなウェイトを占めています。そうした多感な時期の生徒に対し、等身大の大学生が勉強以外の部分でも双方向に関わっていくことは、広い意味での「教育」であると私は考えています。 私が学習メンター®の仕事を通じて最も伝えたいのは、勉強の本当の楽しさです。周囲から「勉強しろ」と言われたり、いい大学に行きたいという思いが先行したりすると、どうしても勉強に対して義務感や嫌悪感を抱いてしまう生徒は少なくありません。だからこそ、嫌々取り組むのではなく、私が彼らの目の前で一緒に問題を解きながら、その面白さを実演して体現することで、学ぶことの喜びに気づいてもらいたいと強く願っています。 問いかけから築く深い信頼関係 ―― 学校にはいろいろな生徒がいると思いますが、接し方や教え方をどう工夫していますか? 私は現在、週に4日ほど学習メンター®として学校の自習室へ行き、平日のほとんどは生徒たちと一緒に過ごしています。その中でどのような生徒に対しても共通して心がけているのは、何よりもまず「信頼関係を構築すること」です。同じ内容を教えるにしても、事前に心のクッションがあるかどうかで生徒の反応はまったく異なりますから、今日あった出来事や趣味の話など、生徒が自然と話したくなるようなアイスブレイクを徹底しています。 学習指導の場面で特に気をつけているのは、生徒の立場に立ち、彼らの見えない思いを汲み取ろうとする姿勢です。例えば「ここまでは分かる?」と一方的に聞くだけでは、生徒に「ここまで分かっていないといけないのか」という威圧感を与えてしまう可能性があります。そのため、解説を始める前に「最初見た時にどういう解き方を想像した?」「答えを読んで、どこから分からなくなった?」と丁寧に問いかけ、認識をすり合わせるプロセスを大切にしています。そうすることで、生徒自身も分かったつもりになっていた箇所に気づくことができ、芋づる式に復習ができるという効果も生まれます。 さらに、単にその場で理解させるだけでなく、「再現性のある勉強」に導くことも強く意識しています。解説をなぞるだけではなく、「なぜこの解答はこの解き方に至ったのか」「自分ならどうアプローチするか」という視点を持たせ、自力で解けたという実感から生まれる楽しさを味わってもらえるよう工夫しています。 一方で、学習意欲がまだ高くない生徒に対しては、まずは雑談を通じて「この人なら話しやすいかも」と感じてもらうことを優先し、「せっかく自習室に来たのだから、ここまでは解いてみようか」と、短期的なマイルストーンを設けて小さな達成感を積み重ねるアプローチをとっています。 進路の視野を広げる大学紹介作り ――  現場で感じた課題やニーズを、プログラムディレクター(以下PD)や先生に伝えて、改善や新しい取り組みに反映した、といったようなエピソードがありますか? 学校の先生方が抱えていらっしゃる課題の一つに、「生徒が大学の知名度や自宅からの近さだけで進路を選んでしまい、日本全国にある魅力的な大学の存在を知らない」というものがありました。このお話を伺った時、全国の多様な大学に在籍する私たち学習メンター®の強みを活かさない手はないと考え、メンバーの出身地や在籍大学の情報をまとめた「大学紹介」の作成をPDや先生方に提案し、現在プロジェクトを進めています。 この大学紹介は、単なる偏差値や基本情報の羅列ではありません。「ここにはこんなに美味しいご当地グルメがある」「この大学は意外にも世界最先端のロボット研究をしている」など、生徒の好奇心を刺激するような生きた情報を盛り込み、各都道府県に最低1校以上の大学を掲載することを目指しています。 まだ完成前の段階ではありますが、作業中に自習室へ来た生徒が興味を示してくれることも多々あります。例えば、私の出身地である香川県の大学紹介を見た生徒から「香川ってこんなところなんだ!」と大学紹介をきっかけに勉強以外の幅広いコミュニケーションへと発展し、結果的に進路への視野を広げるきっかけにもなっています。 生徒が学ぶ楽しさに気づく喜び ―― 学習メンター®をやっていてよかった、嬉しかったエピソードはありますか? 一番嬉しく感じるのは、やはり生徒が「勉強って楽しい!」と思ってくれた瞬間に立ち会えた時です。私が教える上で最も意識している部分が伝わり、「こんな解き方があったんだ」「数学と物理って、ここでこんな風に繋がるんだ」と、彼らがパッと目を輝かせて嬉しそうな顔を見せてくれる瞬間は、まさに学習メンター®冥利に尽きると日々感じています。 また、「分かりやすい」と言ってもらえることはもちろんのこと、後日再び私のところへ学習相談や質問に来てくれるなど、自分を頼りにしてくれていると実感できる時間も非常に充実感が得られます。そして最終的に、テストの点数が伸びたり、志望大学への合格といった明確な結果が現れた瞬間は、彼らと共に伴走してきたからこその大きな喜びを感じます。 失敗から学んだ生徒とのコミュニケーション ―― 最初から全てが順調だったわけではないと思います。生徒との関わりにおいて「もっとこうすればよかった」と力不足を感じたエピソードと、そこからどう今の姿勢に繋げているかを教えてください。 自習室という環境は、塾や家庭教師のようにすべての生徒が学習しに来ているわけではありません。時にはただ遊びに来ているだけの生徒や、「勉強したくない」と学習メンター®にすがるような生徒もたくさんいます。学習メンター®を始めた頃は、そうした生徒たちにどう対応すればいいのか分からず、うまく学習へと誘導できなかったという苦い失敗経験がありました。 そのもどかしい経験から学んだのは、やはり一人ひとりとの信頼関係を築くことが何よりも先決だということです。生徒が「この人たちは話しやすい」「もう一度話したい」と思ってくれるだけで、自習室に足を運んでくれる回数が増え、「じゃあ少しだけ勉強してみようか」という声かけへの素直な反応に繋がっていくのだと気づきました。ただ質問に答えるだけのチューターではなく、双方向にコミュニケーションが取れる存在として向き合う今の姿勢は、こうした失敗から形成されています。 一方で、現場では「生徒と仲良くなりすぎてしまう」という別の課題にも直面しました。特定の学習メンター®に生徒がずっと張り付いてしまい、他の生徒の対応ができなくなるという物理的な問題です。この状況を改善するため、現場の学習メンター®たちで話し合い、タイマーを設けて「20分経ったら次の人のところに行く」というルールを作りました。同時に、周囲の状況を俯瞰して声をかけるリーダーメンターの役割がいかに重要であるかも深く学びました。 共に背中を押すリーダーへの成長 ―― あなたにとって、この活動を通じて得られた「自分自身の成長」や、他の仕事では得られない「学習メンター®ならではのやりがい」とは何でしょうか? 人と人との信頼関係をどう築き、どう向き合うかという本質的なアプローチを学べたことが一番の成長です。学習メンター®は「人生の先輩」という立ち位置ではありますが、あくまで関係の根底にあるのは人間同士の繋がりです。学校の先生の「縦の関係」や友人同士の「横の関係」とは違う、この「斜めの関係」だからこそ、双方向のコミュニケーションが生み出す価値は計り知れません。 また、リーダーメンターとしての立ち振る舞いにも大きな気づきがありました。初めて現場のリーダーメンターを任された時、私は「リーダーだから自分が全てを頑張らなければ」と抱え込み、シフト管理から先生との打ち合わせまで一人でこなそうとしてパンクしてしまった経験があります。そこから、他のメンバーを信頼して仕事を任せ、チーム全員で前に進む姿勢の重要性を学びました。リーダーシップとは先頭に立って引っ張るだけでなく、みんなのことを考えて一緒に背中を押すタイプのものもあるのだと、周囲のフィードバックから気づくことができたのは大きな財産です。 そして、学習メンター®という活動を通して、私自身も「勉強の大切さ」を再確認することができました。勉強で身につけた解法は、まるでゲームの武器のようなものです。一つの武器で倒せなかった問題も、別の武器を使えば倒せるかもしれない。そしてその武器は、実は別の教科に挑むときや、将来の選択肢を広げるときにも力になってくれるかもしれない。この世界の広がり方と楽しさを、これからも生徒たちに全力で伝えていきたいと思っています。

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生徒の心に寄り添い組織を動かす学習メンター®が語る教育への熱意

関西学院大学大学院で研究に打ち込みながら、放課後学習支援で重要な存在である学習メンター®として、生徒の学びをサポートしている吉田さん。 本記事では、「一人の教育者」と、「プログラムを回すリーダー」としての視点からの「思い」を紹介します。 挫折から生まれた教育への熱意 ――  数あるアルバイトの中で「学習メンター®」を選んだ理由と、教育に対して抱いている熱意やその原点について教えてください。 ちょうど学習メンター®の関西チームの立ち上げ時の募集があり、学生時代に「今しかできない大きな挑戦をしたい」と考えたことが、学習メンター®になろうと思ったきっかけです。私の教育への熱意の原点は、高校時代、成績不振に陥り、大学進学時も1年間の浪人生活という深い挫折を経験したことです。経験してその苦しさを知っているから、当時の私と同じように勉強で悩み、壁にぶつかっている生徒たちを本気でサポートしたいという思いをもって取り組んでいます。 褒める工夫で引き出すやる気 ―― 学校にはいろいろな生徒がいると思いますが、接し方や教え方をどう工夫していますか? 現在はリーダーメンターとして、学校の自習室の運営管理をしています。しかし、大学院での研究が忙しく自習室へ行く頻度が変則的で、他の学習メンター®のように生徒と継続的に接することが難しいです。だからこそ、生徒と接する機会ではこちらから一方的に話すのではなく、彼らが「今何を考え、どう感じているのか」を引き出す対話を何よりも大切にしています。 まずは相談のハードルを下げるため、自習室に来た生徒には一言ずつ声をかけるようにしました。その際、「日曜日に自習室に来て偉いね」「字がとても綺麗だね」といったように、どんなに小さなことでも必ず一つは具体的に褒めることをマイルールにしています。分からない問題に直面した時も「できない」というマイナス面を見るのではなく、「難問に立ち向かっている姿がすごい」とポジティブな言葉で伝えることで、生徒のやる気を引き出せるよう工夫を重ねています。 現場の声を活かす仕組み作り ――  現場で感じた課題やニーズを、プログラムディレクター(以下PD)や先生に伝えて、改善や新しい取り組みに反映した、といったようなエピソードがありますか? 学習メンター®になって2年目の頃、自習室の利用者を増やすためのイベントを企画することになりました。その際に、日々自習室の現場で活動している学習メンター®からの業務報告書を、文面だけを読んで状況を理解した気になり、その担当校の詳しい状況を知らないまま企画を進めたため、結果イベントに生徒が全く来なかったという苦い経験があります。 学校によっては1日あたりのメンターの人数が少なく、自習室同士も距離が離れているといった実態を見落としており、現場に無理な負担をかけてしまったこともありました。この反省から、自分の思い込みで動くことをやめ、自習室の状況や何が生徒の役に立つのか、現場の学習メンター®にしかわからない考えを徹底的にヒアリングするようになりました。現在は、リーダーミーティングの冒頭で活動を振り返る時間を必ず設け、一つの自習室の中でも生徒の前に立つメンターと複数の自習室を管理するメンターの認識のすり合わせを行っています。また、学校の先生方からいただいたご要望もそのまま現場に下ろすのではなく、「どうしたら生徒の心に刺さるのか」をチームで揉み込み、現場がスムーズに動ける状態にしてから実行する仕組みを整えました。これにより、生徒に何が必要なのかを理解したうえで企画できるようになり、全員が同じ目標をもち一丸となって生徒のために動けるようになりました。 生徒に伴走して得た3つの喜び ―― 学習メンター®をやっていてよかった、嬉しかったエピソードはありますか? 心に深く刻まれている喜びが3つあります。1つ目は、私が1年前にアドバイスした勉強法を、ある生徒がずっと覚えて実践してくれていたことです。2つ目は、化学に苦手意識を持つ生徒に対し、教え方を工夫して伴走した結果、「化学って結構楽しいんだ」と笑顔を見せてくれた瞬間でした。 そして3つ目は、大学での学びの魅力を伝える「大学体感プログラム」での出来事です。私が中高時代に化学を好きになったきっかけや、大学での実験や研究の話などを通して、好きなことを深く追究する面白さを伝えたところ、イベントの感想に、私が常々口にしていた「楽しい、面白い、好きを大切にして進路を選んでね」という言葉が印象的だったと書いてくれた生徒がいました。自分の想いが生徒の心に真っ直ぐ届いたと感じた時、この上ない感動とやりがいを覚えました。 「大丈夫」から導く真の理解 ―― 最初から全てが順調だったわけではないと思います。生徒との関わりにおいて「もっとこうすればよかった」と力不足を感じたエピソードと、そこからどう今の姿勢に繋げているかを教えてください。 勉強につまずいていそうな生徒に「大丈夫?」と声をかけると、大抵は「大丈夫です」と返ってきます。初期の頃はそれを鵜呑みにして引き下がってしまいました。「これでは何のために来たのか分からないし、生徒のためになっていない」と強く痛感し、そこから「大丈夫=本当は分かっていないかもしれない」と認識を改めました。 現在では、生徒が「大丈夫」と言っても、あえてその問題に関連する小さな質問を投げかけ理解度を測るようにしています。生徒自身に「わかったつもりだったんだ」と自発的に気づかせ、「教えてください」と言いやすい自然な流れを作っています。また、「なぜこの解答にしたの?」と理由を深く問いかけ、「きちんと理由付けができて初めて理解したと言える」と伝えるなど、相手の真の理解度を丁寧に測るアプローチを意識しています。 教育のやりがいと自身の成長 ―― あなたにとって、この活動を通じて得られた「自分自身の成長」や、他の仕事では得られない「学習メンター®ならではのやりがい」とは何でしょうか? 単に勉強を教えるだけでなく、「学びの楽しさ」を伝え、生徒の可能性を広げるチャレンジを促せる点は、他の教育系アルバイトにはない最大のやりがいです。中には「今の学力ならこの程度でいいや」と自分で可能性を閉ざしてしまう生徒もいますが、中高時代の学習面で何かを乗り越える経験は必ず将来の糧になります。 一方で、私自身の成長としては、イベントを企画し、人を動かす仕組み作りの視点を得られたことが挙げられます。現場の学習メンター®が一定のクオリティを保ち、迷いなく生徒と向き合えるように、裏方で緻密な段取りを組む大変さや成し遂げるやりがいがあります。直接生徒と関わる時間は短くても、裏方の仕事は間違いなく生徒のためになっていると、心からの誇りを持って取り組んでいます。

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教育現場とビジネスの架け橋となる「真のパートナー」を目指して

元中学校教員としての経歴を持ち、現在はトモノカイでプログラムディレクター(以下PD)として活躍する遠見さん。なぜ彼は学校ではなく、民間企業から学校の課題解決に関わる道を選んだのでしょうか。 本記事では、現場を知る彼だからこそ語れる「先生ファースト」の視点と、教育現場への熱い想いを紹介します。教育とビジネスをつなぐ「真のパートナー」としての覚悟に、ぜひ触れてみてください。 圧倒的なスピードとインパクトで教育課題に挑む ―― トモノカイに入って、特に学校教育に関わることを選んだきっかけや想いは何ですか? もともと教育に携わりたいという強い思いがありました。社会を構成する「ヒト・モノ・カネ」の中で、それらを生み出し扱うのはすべて「ヒト」です。そのヒトを育てる教育こそが国の根幹だと私は考えています。人生の半分近くを仕事に費やすなら、その根幹を支える意義ある仕事がしたいと考えました。 2年間中学校の教員を努めましたが、実は教員になる前から、「2年で一度、自分のキャリアを見つめ直そう」と決めていました。教育現場で実際に何が課題となっているのか、その「生の声」を自分自身で確かめたかった。その上で、課題解決のためには現場に残るべきか、あるいは外からアプローチすべきか、自分なりの評価軸を作ろうと考えていました。実際に2年間の現場での経験から、このまま現場でも教育課題の解決に向けてできることがあるという自信はありました。しかし、より広く、より深く教育課題を解決するためには、「インパクト」と「スピード感」のある民間企業という立場からアプローチした方が影響力が大きいのではと考え、プログラムディレクターになることを決めました。 ―― 実際にプログラムディレクターになってみて、いかがでしょうか。 やはり、一学校で担任や教科担当として関われる人数よりも、より多くの生徒や先生方に影響が与えられる立場だと感じています。間接的かもしれませんが、自分が作ったプログラムや仕組みを横展開することで、より多くの学校の課題解決の支援ができていると考えています。また、一教員では接点を持つことが難しい、校長先生や理事といった学校経営の層に直接提案を聞いていただける機会があることも大きな魅力です。 公立学校では予算や採用の権限が現場にないことも多いですが、私立学校の経営層と対話できる今の環境であれば、より大きなスピード感を持って教育課題の核心に迫っていけます。現場を知っているからこそ、仕組みから変えていく手応えを日々感じています。 「先生ファースト」で使い分ける対話の言葉 ―― 学校の学習環境づくりのパートナーとして、さまざまな先生方とコミュニケーションを取る上で、どのようなことを意識していますか? 大前提として「先生ファースト」であることを大切にしています。現場の多忙さは、私自身も身をもって知っています。先生方は教育への熱い想いを持って働かれているからこそ、その気持ちに寄り添い、共感しながら対話を重ねたいと考えています。 その上で、管理職と現場の先生では、担う責任や関心が異なるため、伝える言葉を使い分けています。現場の先生へは、特定の生徒の成長や学年の成績変化といった具体例を報告します。一方で管理職の先生方には、進学実績や生徒募集への貢献など、経営的な視点に合わせて話題を選定するよう意識しています。そして先生たちファーストでありつつも、学校をよりよくするためという目的から、放課後の学習環境に精通したプロ目線と先生方と同じ目線の両方を持って対話するようにしています。 「生徒の未来を叶える」を見据えたプログラム設計 ―― プログラム内で施策を考えたり設計する上で意識していること、大切にしていることはありますか? 「動機づけ」を大事にしています。教員の時に指導をしていた経験から、私自身もそういった部分に想像が働く方だと思います。しかし、動機づけを何より大切に考えているからこそ、実際には学習メンターの意見を積極的に取り入れるようにしています。日々現場で生徒と接しているなかで、学習メンターの目線から、目の前の生徒がどのようなことに興味関心があるのか、どうやったら前向きに取り組んでもらえるのか、現場の意見を活かすようにしています。 日々の勉強や進路に悩む生徒を、学習メンターとの関わりで前向きにし、行きたい大学への想いを叶えられるよう、プログラムを設計しています。 信頼して任せることで引き出す学習メンターの力 ―― 学習メンターに力を発揮してもらうために意識していることはありますか? 学習メンターが気持ちよく働き、アイデアを出せる環境を作るため、細かい指示はしません。最低限守ってほしいことや対応方法とその考え方だけ伝え、指示にとらわれず、現場の状況によって最適な対応をできるように任せています。信頼して任せることで、彼らは期待を超える成果を出してくれるからです。 また、先生方に学習メンターを信頼してもらう工夫もしています。私が説明するだけでなく、学習メンター自身を打ち合わせに参加させたり、イベントに登壇させたりしています。彼らの高いポテンシャルを先生の目の前で体感してもらうことで、信頼関係が築けるようにしています。 先生に「一緒に仕事をするのが楽しい」と言われる喜び ―― PDを続けていて、達成感ややりがいを感じたエピソードはありますか? 生徒の変化で言えば、最初は反発していた子が、学習メンターと接する中で勉強を始める姿を見た時です。自習室に自ら宿題を持って来て取り組むような成長を感じられた時は、本当に嬉しいですね。 また、先生方が積極的にプログラムを活用してくれるようになったことにも大きなやりがいを感じました。当初は「放課後も勉強させるなんて」という雰囲気があった学年団が、先生主導で施策を進めるまでに変わったことがありました。生徒も積極的に自習室に足を運んでくれて、先生方から「一緒に仕事をしていて楽しい」と言葉をいただいた時は、この仕事の意義を深く実感しました。 御用聞きからの脱却、プロとしての提案 ―― PDをやっている中で失敗してしまったエピソードはありますか? 過去の失敗は、先生方の「御用聞き」になりすぎてしまったことです。「どうしたいですか」と聞き、言われたことを実行するだけでは、学校をより良くするためのプロの仕事をしているとは言えません。そのことに気づかされました。 それからは意識を変えました。学校経営や全体の目標を見据え、現状の課題を分析した上で、プロとして「貴校に必要なプログラムはこれです」と能動的に提案すべきだと考えたのです。たとえ先生の意向と異なる部分があっても、目指すべき学校の姿に照らして、伝えるべきことは誠実に伝える。それが真のパートナーとしての責任であり、プロとしての姿勢を貫くことだと心がけています。 教育への想いをビジネスの力で実現する ―― PDという仕事のやりがいは何だと思いますか? やりがいは大きく2つあります。1つは、学校現場に深く入り込み、教育の構造改革にや学校の課題解決に携われることです。「インパクト」と「スピード感」を持って、教育への想いを形にできる点です。 もう1つは「教育×ビジネス」の面白さです。一見相反する要素に見えますが、例えばマーケティングの視点で生徒が自習室に来てもらえるような仕掛けを考える等、ビジネススキルを用いて教育課題に向き合えます。コンサルティングや企画開発の要素を含んだアプローチができる点に、この仕事ならではの楽しさを感じています。 先生方の教育に対する想いと現場で感じる課題感のジレンマを肌で知っています。だからこそ、私は「教育×ビジネス」の力を用いて、圧倒的なスピードとインパクトで現場の課題を解決したいと強く思っています。学校経営の「真のパートナー」として、先生方と生徒たちの未来を最前線から支え続けたいです。

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学校の理想を共に実現する、現場に寄り添うパートナー

「ひとりひとりを、学びの主人公に。」という理念のもと、学校課題解決の伴走者として奔走するトモノカイのプログラムディレクター(以下PD)。今回はPDになって6年目の平出さんにお話を伺いました。 なぜ「学校を支える」道を選んだのか。学校の管理職の先生や現場の先生方と同じ熱量で未来を創る姿勢と、現場での葛藤や喜びから、真の「学校のパートナー」としての覚悟をお伝えします。 「教える」でなく「環境」から学校を支えるという選択 ―― トモノカイに入って、特に学校教育に関わることを選んだきっかけや想いは何ですか? 私自身、中高一貫校に通っていたのですが、その環境に甘えて中だるみを経験し、将来のことを考える機会を作れなかったという後悔があります。そうした経験から、生徒自身が将来から逆算して学習意欲を持てるような教育や、苦手なことでも小さくても成功体験を積んでできるようになる教育を作りたいと考えました。 大学生の時に塾講師や家庭教師のアルバイトを経験する中で、教える人だけでなくそれらを取り巻く環境や人物が生徒に与える影響力の大きさや重要さを実感し、学習環境をよりよくしていくために学校の先生とは違う立場から関われるPDという道を選びました。 先生方と「理想の生徒像」を共有し歩みを揃えるための工夫 ―― 学校の学習環境づくりのパートナーとして、さまざまな先生方とコミュニケーションを取る上で、どのようなことを意識していますか? 管理職の先生に対しては、どうやって学校を人気にするか、つまりどうやって生徒や保護者の期待に応える結果を出せる学校にするかという視点でコミュニケーションを取るようにしています。学校が大事にしたいビジョンを汲み取りつつ、放課後の学習環境に精通したプロとしてそれを実現するための設計をし、最終的には成果につながるような取り組みになるよう提案をします。一方で、現場の先生と話す時は「いかにそのクラスの生徒さんが可愛いか」をテーマにすることが多いです。先生方は生徒の成長を一番に願っています。だからこそ、管理職の意向を汲みつつも、まずは先生と「どういう生徒に育ってほしいか」を丁寧にすり合わせます。その上で「我々ならこういうことができます」と提案し、事前の価値観の共有やすり合わせを何よりも大切にしています。 小さな成功体験の積み重ねを未来の大きな成果に繋げるプログラム設計 ―― プログラム内で施策を考えたり設計する上で意識していること、大切にしていることはありますか? 先ほどの学校教育に関わることを選んだ想いにも繋がりますが、「小さくても成功体験を感じてもらうこと」をすごく大事にしています。もちろん「勉強をして成績が上がる」ことも大事ですが、結果は一朝一夕では出ません。そこで、プログラム内で少しずつ小さな成功体験の階段を作ってあげることで、その積み重ねから本人の力で大きい成功体験が作れるように意識して施策を考えています。 例えば、ある学校では簡単なプリントを1枚用意し、「今日はこれだけでもやって帰ろう」という取り組みをしました。学習効果は限定的かもしれませんが、「これだけやればOKなんだ」という達成感が生まれ、実際に勉強が嫌いな生徒が友達を呼んで自習室に来てくれるようになりました。勉強に触れる瞬間を1秒でも作ることが、その子にとっての大きな一歩になります。先生方が目指す中長期的な成果につなげるためにも、まずは生徒が自信を持てる仕組み作りを意識しています。 学校を共に創るチームとしての信頼と対話の形 ―― 学習メンターに力を発揮してもらうために意識していることはありますか? 現場の意見を大切にすること、そして彼らに「学校をより良くしたい」という気持ちを伝えて信じて任せることです。学習メンターは中学生や高校生の時、自分自身で悩んで答えを出してきた経験があり、それに基づいた教育への想いと高い思考力を持っています。なので、学校をより良くするチームの一員として学校の背景や課題を真摯に伝え、主体的に考えてもらうことで、彼らの力が最大限に発揮されると考えています。 生徒の成長と学校の活性化を共に支える喜び ―― PDを続けていて、達成感ややりがいを感じたエピソードはありますか? 一つは、学習メンターと一緒にそれぞれの生徒の成長が見られたときにやりがいを感じます。始めは勉強に積極的ではなく自習室に来るだけだったが、徐々に自習室で自ら勉強をするようになり、3年間通い続けてくれた生徒がいました。そして、本人が納得のできる進路を掴み取った姿を見たとき、「こういった卒業生をもっと増やしたい」と感じました。 もう一つは、ある学校での経験ですが、「学校を変えたい」という教頭先生の想いからご信任いただいた一方で、1年目は現場の先生方を巻き込むのに苦戦しました。「できる子は自分でできる」「放課後の学習に価値を感じない」という先生もいらっしゃったと思います。 それでも、少人数でも来てくれる生徒たちが学習メンターと関わることで変わっていく姿を見て、私は「学習メンターには力がある」と確信していました。そこで諦めず、先生一人ひとりと面談を重ね、進路の会議にも参加しました。 その結果、2年目には先生方と連携して授業とリンクした施策を展開できるようになり、自習室も5人程度から20名が安定して来る場所に変わりました。 先生方の考えが変わり、それにつれて生徒も変わっていく様子が見られたのは、達成感を感じた経験でした。 学校の願いを第一に考える真の連携の在り方 ―― PDをやっている中で失敗してしまったエピソードはありますか? 「教育に対する思い」が強すぎるあまり、自分のやりたい教育だけを取り入れた施策を提案したり意見を主張したりしていた時期がありました。やはりその時は、学習メンターの力もうまく発揮させられず、先生への提案も学校が求めているのにともなっていなかったです。その経験から、まずは先生の目線になって、学校や先生が求めるものをヒアリングしすり合わせるところから始め、学習メンターの能力を信じて任せた方が生徒にとっていい結果に繋がると思えるようになりました。先生方から「こんなことを目指している」「こんなことをしたい」と積極的にご意見をいただけることで、放課後の学習環境がより良いものになり、学習メンターにも想いが行き届き活性化すると思っています。 先生との深い信頼関係が導く学校への貢献 ―― PDという仕事のやりがいは何だと思いますか? 「ひとりひとりを、学びの主人公に。」という理念に関われる、現場の一番のサポーターになれることです。我々が関わることによって教育の理想と現実をつなぎ、学校の教育環境がより良くなり、そして生徒さんが少しずつ変わることで、教育や社会に大きな貢献ができると感じています。 また、先生から「ごめん、ちょっとこれも頼みたいんだけど」と言われたことに対して「やりますよ」とすぐ応えられるような、気軽に相談や依頼がいただける瞬間が嬉しいですね。それはビジョンが共有され、信頼されていないとできないことですから。 我々PDは「先生方とパートナーシップを結び、放課後の学習環境に精通したプロフェッショナル」と言っていますが、一方で主役は学校ですから、その主役を支えるサポーターとして、これからも学校と現場に寄り添っていきたいです。

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2026.10.02 セミナー 私立中高の先生方を対象に、「"学校課題の解決”と”学力向上の仕組みづくり”を同時に目指す学校に寄り添った伴走型の放課後学習支援とは」をテーマにお話しする無料オンライン説明会を開催いたします。 昨今、私立中高の先生方から以下のようなご相談が多く寄せられています。 ● 少子化の加速で私立中高における競争が激化する時代の中で、学校独自の魅力や学習支援をバージョンアップしたい● 教員志望者の減少や教員採用に苦戦する時代の中で、働き方改革を進めつつ、教育の質や学校の魅力を高めたい● 指導が先生個人の熱量やスキルに依存し、学校組織の資産として蓄積されない● 自習室運営などの負担が特定の先生に偏っているこうした課題解決の1つの打ち手として、先生方だけで抱え込まず外部パートナーと連携して、「質の高い放課後学習」を仕組み化する学校が増えています。そこで本説明会では、株式会社トモノカイがこれまで累計80校超の学校様に提供してきた「学校教育の質の維持・向上に繋がる放課後学習支援の取り組み」について、30分程度でご紹介いたします。顔出し不要、途中からのご参加も大歓迎です。また、申し込みの方全員に本説明会の録画をお送りいたしますので、当日参加が難しい場合でもお気軽にお申し込みください。 参加お申し込みはこちら (締切:10月12日) ………… 開催概要 ………… ■ 日時 :2026年10月13日(火)16:00~16:45■ 会場 :オンライン(Zoom)■ 参加費:無料■ 対象 :私立高等学校または私立中高一貫校の管理職、幹部教職員(校長、副校長、教頭、主幹教諭、進路指導部長、入試広報担当、教務部長、学校改革担当など)※小学校・中学校・大学などその他の教育機関にお勤めの方、同業種の団体・企業に所属する方、個人の方のお申し込みはお断りしております。 ………… 説明会内容 ………… ● 伴走型放課後学習支援 『学習メンター®プログラム』とは● 私立中高で散見される課題とそれに対する取り組み例● トモノカイ式カスタマイズ自習室の設計運営手法              など 参加お申し込みはこちら (締切:10月12日) ※録画配信のみをご希望の方も同一フォームからお申し込みいただけます。 ………… お問い合わせ先 ………… 株式会社トモノカイ 学習デザインディビジョン セミナー運営事務局東京都新宿区四ツ谷3-3-1 四谷安田ビル4階TEL:03-6756-8622Mail:gakushu-design.info@tomonokai-corp.com 2026.07.01 セミナー 私立中高の実践事例をお話しいただく無料セミナーを東京で開催いたします。 ご登壇いただくのは湘南白百合学園中学・高等学校です。同校では、「STEAM」「探究」「グローバル」など、生徒が「自ら選択する」多様な学びの場を提供しています。当日は、同校が目指す「学校と生徒の未来」や、そうした「学びの場の創り方」についての考え方、そして具体的な取り組み事例についてお話しいただきます。また、株式会社ベネッセコーポレーションにもご登壇いただき、放課後支援におけるアセスメントやグロースナビの活用とその可能性についてお話しいただきます。 参加お申し込みはこちら (締切:7月22日) 当日は来場参加の方限定で、質疑応答・意見交換会の時間も設けております。登壇される先生方や参加される先生方と直接対話することで、自校の未来づくりを考え実現するための糸口や課題解決のヒントが見つかったり、一緒に考えたりできる貴重な機会です。 参加お申込み締切は7月22日(水)です。定員に限りがございますので、興味のある方はお早めにお申込みください。 ………… 開催概要 ………… ●日時 :2026年7月24日(金)17:30~19:30●会場 :市ケ谷駅・九段下駅・半蔵門駅より徒歩約10分(※詳細は参加者にのみご案内いたします。)●参加費:無料●定員 :40名●対象 :私立高等学校または私立中高一貫校の管理職、幹部教職員(校長、副校長、教頭、主幹教諭、進路指導部長、入試広報担当、教務部長、学校改革担当など)※小学校・中学校・大学などその他の教育機関にお勤めの方、同業種の団体・企業に所属する方、個人の方のお申し込みはお断りしております。 ………… セミナー内容 ………… ●生徒が“自ら選ぶ”選択肢として設計された新たな学びの場の創り方―湘南白百合学園中学・高等学校 岩瀬先生(校長) ●放課後支援におけるアセスメントや グロースナビの活用とその可能性―株式会社ベネッセコーポレーション 学校カンパニー 高校営業本部東日本営業部首都圏2課 課長 中村大志氏 ●質疑応答・意見交換会 参加お申し込みはこちら (締切:7月22日) ※当日の参加が難しい場合は後日録画を配信いたします。その場合も上記よりお申し込みください。 ………… お問い合わせ先 ………… 株式会社トモノカイ 学習デザインディビジョン セミナー運営事務局東京都新宿区四ツ谷3-3-1 四谷安田ビル4階TEL:03-6756-8622Mail:gakushu-design.info@tomonokai-corp.com 2026.06.25 セミナー 私立中高の実践事例をお話しいただく無料セミナーを大阪で開催いたします。 今回ご登壇いただくのは京都産業大学附属中高と大阪薫英女学院中高です。世の中の流れだけでなく学校教育も大きく変化しているなかで、生徒の選択肢は多様化してきています。そうしたなか、「学校の魅力化」に対してどうアプローチしているのか、学校が目指す「学校と生徒の未来」から「学習環境の設計」という観点を交えながら、考え方や具体的な取り組み事例について各学校からお話しいただきます。また、株式会社ベネッセコーポレーションにもご登壇いただき、放課後支援におけるアセスメントやグロースナビの活用とその可能性についてお話しいただきます。 参加お申し込みはこちら (締切:7月20日) 当日は来場参加の方限定で、質疑応答・意見交換会の時間も設けております。登壇される先生方や参加される先生方と直接対話することで、自校の未来づくりを考え実現するための糸口や課題解決のヒントが見つかったり、一緒に考えたりできる貴重な機会です。 参加お申込み締切は7月20日(月)です。定員に限りがございますので、興味のある方はお早めにお申込みください。 ………… 開催概要 ………… ●日時 :2026年7月22日(水)17:00~19:30●会場 :大阪駅から徒歩2分(※詳細は参加者にのみご案内いたします。)●参加費:無料●定員 :40名●対象 :私立高等学校または私立中高一貫校の管理職、幹部教職員(校長、副校長、教頭、主幹教諭、進路指導部長、入試広報担当、教務部長、学校改革担当など)※小学校・中学校・大学などその他の教育機関にお勤めの方、同業種の団体・企業に所属する方、個人の方のお申し込みはお断りしております。 ………… セミナー内容 ………… ●外部連携で挑む女子校の魅力再定義~女子校の特性を活かしたコミュニケーション総量の最大化と、放課後のデザイン~―大阪薫英女学院中学校・高等学校 篠原先生(教頭) ●未来を見据えた学校改革と自習環境整備の意義―京都産業大学附属中学校・高等学校 山田先生(校長)/湯浅先生(副校長) ●放課後支援におけるアセスメントや グロースナビの活用とその可能性―株式会社ベネッセコーポレーション 学校カンパニー 高校営業本部 西日本営業部大阪支社 私立営業担当統括 江頭 賢佑氏 ●質疑応答・意見交換会 参加お申し込みはこちら (締切:7月20日) ※当日の参加が難しい場合は後日録画を配信いたします。その場合も上記よりお申し込みください。 ………… お問い合わせ先 ………… 株式会社トモノカイ 学習デザインディビジョン セミナー運営事務局東京都新宿区四ツ谷3-3-1 四谷安田ビル4階TEL:03-6756-8622Mail:gakushu-design.info@tomonokai-corp.com
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